炭火はなぜおいしいのか
炭火で焼いた鰻や焼き鳥がおいしいのは、主に熱の「伝わり方」によるものです。火には、空気を温めて伝える対流、網や鉄板から伝える伝導、そして光のように飛んで届く輻射の三つの伝え方があります。炭火はこの輻射、つまり赤外線の熱が非常に強い熱源です。
赤外線は食材の表面近くで熱に変わります。表面が一気に焼き固まるため、肉汁やうま味が外に逃げにくく、中は表面から伝わる熱でふっくらと火が通ります。「外はパリッ、中はふっくら」の正体はこれです。
表面を焼き固める
赤外線は表面近くで熱に変わり、短時間で焼き色と香ばしさをつけます。
燃焼の水分がない
ガスは燃えると水蒸気が出ます。炭はほとんど出ないため、皮目がパリッと仕上がります。
脂が香りになる
落ちた脂が熱で煙になり、その香りが食材にまといます。

